
「食器が割れてしまいました、お直しはできますか?」とよく聞かれます
うーん、「食器は割れたら直りません」 ごめんね
これまで、ずっとそう言ってきました
そういう素材だからしょうがないのよ
ただし割れない限り 1万年でも保ちます 縄文式土器ってあるでしょ
割れを補修する方法はあります
1・接着剤
2・金継ぎ
接着剤は、素材にあったものを丁寧に使えば、原型復元はできます
でも食品利用には使わない方がいいです 樹脂だしね
金継ぎは、漆の技法です うまくいけば「金継ぎをした食器」に生まれ変わります
私は習得していないのでできません
一時、金継ぎできる人になろうかと思って、専門学校のドアを叩いたこともありました
しかしこちらも長く遠い道でそんなに簡単にできないんでした
金継ぎは補修というより違うクリエイトなんだと思います
食器というのは、暮らしそのものです
食器屋人生の中でいろんな話を聞いてきました
大地震で食器が全部割れた話、配偶者から食器を投げつけられた話、
注文した食器を家族に反対されキャンセル料を払って諦めた、欠陥住宅の事故で食器が被害を受けた、
離婚でお気に入りの食器が手元になくなった・・・
どれもこれも、なんとも言えない悲しい話
食器屋に言えばなんとかしてくれると思ったのか いやちょっと重いな
私もできる時はできることをしてきました
有料で作り直したり、勝手に作ってプレゼントしたり 代替品をおすすめしたり お買い物券あげたり
それで癒されたこともあれば 私が傷ついたこともある
渦中のひとはみんな大変だからね 余裕ないもん しょうがないよ
さて、これから新世紀が始まるわけですが、
ヨナタンの食器が割れたり、無くなったりして
悲しい記憶ができてしまったひとは、ご相談ください
単に代わりの品を用意するんじゃない
まずは話は聞こう それからベストの道を探ろう
新しいのを買う方がいい時もある あきらめた方がいい時もある
作り直してあげたい時もある ちょっと時間おいた方がいいよって時もある
私のタイミングもある
「もうありません、作れません」
これまで、私も言うたびつらかった
なんとかしよう できないかもしれないけど なんとかしたい
ものを作って売るひとの矜持を持ちたい
それができるくらいのペースと分量で働きたい
そう思ってます
だから ちょっと高いな・・ と思っても
買っていいのよ ヨナタンの食器!
コメント